COLUMN

女性特有の不調の悩みに応えるコラム

「生理周期」に合わせたナチュラルなケアで肌トラブルを未然に防ごう

メディカルエステサロンShinyouオーナーの井上です。

生理前の肌荒れやイライラに悩む女性は多いのではないでしょうか?

女性の肌の状態と心の状態は生理周期やホルモンバランス、ご自身の心と身体の状態の変動に合わせて、常に変化しています。

それ変化はあなたに体の中や心の中状態を教えてくれる大切なサインで、そのサインで私達が病にならないよう守ってくれています。

まずは、お肌の状態を安定させ肌荒れのない肌を保つために意識習慣と生活習慣、生理周期の3つのバランスを大切にし、この3つのバランスによって肌がどのように変化していくかを理解することで、生理前からの肌荒れを未然に防ぐことも可能になっていきます。

毎日のちょっとした工夫が不快な症状の改善にも役立ちますのでぜひご活用くださいませ。

この記事の監修エステティシャン
井上 郁代 メディカルエステサロンShinyou

井上 郁代メディカルエステサロンShinyou

1994年に大阪社会体育専門学校入学。その後ボデイケアスクール主任講師を務めた後、現在のメディカルエステサロンShinyouを設立。唯一無二・世界で一つの手技「Rebornメディカル®」を展開。【保有資格・認定】般社団法人「内面美容医学財団」法人会員、公認ファスティングカウンセラー®、公認CBDマイスター、認定美容矯正セラピスト、JRA認定リラクゼーショントレーナー、RTA認定ベビーマッサージインストラクター、ORA認定台湾式足裏療法士、Dr. リセラ認定スキンフィットネスカウンセラー等

生理前のイライラや肌荒れはなぜ起きる?

生理前になると「イライラして怒りっぽくなる」「情緒不安定になる」「肌が荒れる」「湿疹やイボがでて治らない」「乳房が張って痛む」「何となくだるくなる」など…そんな女性の心と体に訪れる不調を「PMS(月経前症候群)」症状と言われています。

一般的に、10代後半ごろからPMSに悩む女性が増えますがその後、年とともに症状に変化が起こらなくなっていく方や、そんな症状に悩まされなかったのに更年期にひどくなったり更年期以降にも色々な形で現れる方もいらっしゃいます。

多くの場合は生理がくると張り感や痛みは軽減しいずれ治っていくのが大半ですが、「消化に悪いもの」や「過剰なストレス」を溜めたり、「カフェインや脂肪をとりすぎる」とエストロゲン分泌が増えると言われていますので、生理痛や乳房痛、イライラや不安のある方は喫煙、飲酒、カフェイン、脂肪の取りすぎや、体や心を働かせ過ぎる方も注意が必要です。

生理前から起きるイライラや肌荒れの対処法

あなたを守るために増える月経前の黄体ホルモンが肌荒れなどに影響していると考えられています。この場合の肌荒れは、体や心の中で起こっていることが原因の1つでもあるので、表面からのケアだけではなかなかよくなりません。スキンケアだけでなく、コントロールしやすい生活習慣から見直し、ナチュラルにケアをしていきましょう。

1.洗顔

いつにも増してやさしくソフトに。こすり洗いは厳禁です。なるべく香料などの入っていない無添加なものを使い、赤ちゃんのお肌を洗うよう優しく行います。

肌の乾燥を防ぐためにお湯よりも水で洗いましょう。女性ホルモンは自律神経や感情と密接に繋がっています。イライラするより自分に微笑みながらお手入れしてあげる習慣がより美肌成分の生成に役立ちますので、ぜひリラックスして行ってみてください。

2.食事

生理前は良いものだけでなく悪いものも溜め込みやすく、色々と皮脂の分泌量に良くないものを食べたくなる時期です。なるべくストレスを減らせるように、体や心を休め、高カロリー、高脂肪の食事は控えて、肌の代謝を助けるビタミンB群や水分をたっぷりとるようにしましょう。

仕事のしすぎなど過剰なストレスや無理な運動が原因で高カロリーな甘いものなどを体が欲している場合がありますので、食べて解消するのではなく休息や砂糖の入っていない水分を摂ることを優先してみましょうね。

3.ストレス対策

食べることをストレス対策にするのではなく、休息や睡眠をしっかりとることも楽しみの一つにしていきましょう。お風呂グッズや仮眠や質のいい睡眠のとりやすい環境作りに努めましょう。質の睡眠は医者いらずと言われます。ぜひ女性ホルモンの分泌にもっとも大切な睡眠や休息を1番に考えて頂きたいと思います。過剰な運動は心身の疲れが取れてからにすることで、PMS症状から解放される女性が当店でも多く見受けられます。ぜひ、体と心を休ませてから運動したりしっかり食べるという習慣にしてみてくださいね。

4.腸内環境の改善が美肌へ

腸がきれいになれば不思議と肌はきれいになっていきます。腸内には多くの細菌が棲んでおり、善玉菌と悪玉菌がちょうど良いバランスで保たれているのが健康な状態です。

ストレスや暴飲暴食は、腸内環境の乱れを引き起こし、便秘や下痢、お肌の新陳代謝を遅らせたり、免疫力を低下させたりする場合もあります。また、吹き出物やしわやシミ、たるみなどの症状の原因にも繋がってしまいますので注意が必要です。

女性ホルモンのバランスが大切

女性ホルモンのバランスが乱れると自律神経の乱れにもつながることがあります。
自律神経は、体内の内臓の動きなどをコントロールする役割があり、これが乱れることにより頭痛や動悸、肌荒れやアレルギー、ほてりや多汗、さらに便秘や腰痛、肩こり、イライラ感や不安感、不眠などを引き起こすことがあります。40代以上の女性によく見られる更年期障害なども、ホルモンバランスの乱れに大きく起因していると言われます。

このホルモンバランスの乱れは、肌にも大きく影響を及ぼします。
皮脂の過剰分泌や毛穴周りの表皮が厚くなって詰まりやすくなるなど、ニキビやくすみ肌の原因になることがあります。また、エストロゲンがうまく働かないことによって肌の潤いが生み出せず、肌のターンオーバーの乱れからバリア機能が低下し、乾燥肌や敏感肌の原因になることもあり、健康と美容のためにもこのバランスを整えるのことが大切です。

このホルモンバランスを司っている「脳」へのストレスケアを行うことで、よりスムーズに信号を出せるようになり、様々な症状の緩和に繋がっていきます。

女性脳ストレスを緩和させる美流習慣とは?

人間の脳には「男性脳」と「女性脳」の二つの種類があると言われ、女性脳の割合が強い人は、性質的に直感力と感性が磨かれていることが多く、センスある人が多いといわれています。

オシャレやデザインに関心が高い女性が多いように、女性脳を持つ人は瞬時に繊細な細かい判断ができる傾向があります。その反面とても繊細な脳の使い方をするため疲れやすい傾向があります。

「良い眠り」「良い言葉」「良いエネルギー」を循環させ、「暴飲暴食」や「ストレス」「疲労」を溜めすぎないように健やかな使い方ができれば、女性脳のストレスは緩和され女性ホルモンのバランスも安定していきます。

以下で、忙しい合間にもできる、女性脳が喜びながら血流アップに役立つ習慣法「美流習慣」をお伝えします。

女性ホルモンバランスをしっかり整えて、笑顔溢れる毎日にぜひ繋げてみてください。

女性のお身体を元気にするおすすめ食材

豆類はとにかく女性の味方

女性ホルモンのような働きをするイソフラボンが含まれる大豆、女性のリズムに不可欠な葉酸が含まれる枝豆、古来から女性の体によいとされる小豆など、豆類はとにかく味方です。食物繊維もたっぷりなので、豆類はぜひ毎日飲んだり食べたりしてみてくださいね。

私自身も豆乳が凄く苦手でしたがファスティングをしてから味覚が変わり、牛乳でないと物足りなかった味覚がいまは豆乳の香りも味も楽しめるようになりました。ぜひ苦手だと思って諦めずトライしてみてくださいね。

卵も女性の味方に

卵は手軽に摂れる完全栄養食品ですのでやはり頼りになります。卵に含まれるコレステロールはホルモンの原料になってくれます。ただ食べすぎないようにだけ要注意です。

スーパーフードのナッツ類

美容のスーパーフードとしても話題のナッツ類は、ビタミンE、鉄、亜鉛など、女性に大切な栄養素の宝庫です。とくにおすすめは、クコの実、アーモンド、くるみ。よく噛んで味わって食べてみてください。栄養価的には素晴らしいのですが噛まずに入ると消化に悪いので、時間がない時はアーモンドドリンクや豆乳で取ってみてくださいね。

女性の自律神経を整える美流深呼吸法

自律神経を整えるカンタンな方法のひとつとして「呼吸」を意識してみましょう。

私たちがふだん無意識にしている呼吸は「胸式呼吸」で、浅く短くなりがちです。胸式呼吸は交感神経を刺激し、交感神経が優位に働くと、緊張感が高まり活動的になります。
逆に、ゆっくり深い「腹式呼吸」をすると副交感神経が優位に働き、心身をリラックスさせることができます。

ストレスなどで交感神経がピリピリしていると感じる女性は、ぜひ意識的に「腹式呼吸」をやってみましょう。息を吐く事をゆっくりすればするほど、副交感神経を優位に働かせることができます。

腹式呼吸でリラックス神経を優位に

  1. まず吸うときは、お腹をふくらませるイメージで、鼻から息を吸います。
  2. 吐くときは10秒くらいかけてゆっくり口から息を吐き、お腹をへこませます。これを3回繰り返すと心拍数も落ち着いてきます。
  3. 慣れてきたら自分に笑いかけるよう笑顔で行うと表情筋から脳に幸せホルモンを出す様に司令が伝わり倍以上の効果が現れます。
  4. さらに慣れてきたら「幸せだなぁ」と心で笑顔と共に伝えながら行うと深層筋まで緩み始め、体で幸せを感じられることも

いかがでしたでしょう。世の女性がもっと理想の美と健康を手に入れ、そして自分として生きることに自信を持ち、仕事も、プライベートも楽しめるようになることを応援しております。

この記事の監修エステティシャン
井上 郁代 メディカルエステサロンShinyou

井上 郁代メディカルエステサロンShinyou

1994年に大阪社会体育専門学校入学。その後ボデイケアスクール主任講師を務めた後、現在のメディカルエステサロンShinyouを設立。唯一無二・世界で一つの手技「Rebornメディカル®」を展開。【保有資格・認定】般社団法人「内面美容医学財団」法人会員、公認ファスティングカウンセラー®、公認CBDマイスター、認定美容矯正セラピスト、JRA認定リラクゼーショントレーナー、RTA認定ベビーマッサージインストラクター、ORA認定台湾式足裏療法士、Dr. リセラ認定スキンフィットネスカウンセラー等